子宮の大きな二つの役割

女性特有の器官かつ生殖器である子宮はどのような役割を果たしているのでしょうか。この子宮の役割は以下の二つがあります。

 

  • 受精卵を受け入れて妊娠を成立させる
  • 胎児の育成

 

よく勘違いされるのが、子宮で卵子が作られたり女性ホルモンが分泌されるという間違いです。子宮はあくまで受精卵を着床させ、胎児を育てるための器官です。
それでは以下に子宮の二つの役割について詳しく述べていきましょう。

子宮の役割(1):受精卵を受け入れて妊娠を成立させる

子宮の内側には子宮内膜という膜があります。この子宮内膜は毎月、成熟・剥離・出血を繰り返します。生理の際、はがれて排出されるのがこの子宮内膜です。

 

排卵が起こると、卵子は卵管采に取り込まれ、卵管に送られて受精に備える状態になります。そして精子が膣内に射精されると、精子は卵管を通って卵子と受精して受精卵になります。
この受精卵は卵管を通ることによって子宮内膜へ移動します。
その後、もし受精卵が無事子宮内膜に着床すると妊娠が成立することとなり、受精卵は細胞分裂を繰り返して成長します。つまり、子宮は妊娠を成立させる役割を担っているのです。

子宮の役割(2):胎児の育成

子宮は通常の長さが6 cmから8 cm程度、幅が4 cmぐらいでちょうど鶏の卵と同じくらいの大きさとされています。
そして子宮は子宮壁と呼ばれる1〜2 cmの筋肉でできており、この子宮壁は妊娠をすることで大きくなり、臨月期には赤ちゃんをスッポリと包み込める程度の大きさ、長さ30 cm程度、幅25 cm程度まで伸びるのです。出産後には元の大きさまで戻ります。

 

妊娠が成立すると、受精卵は成長して胎芽から胎児になり、様々な器官を形成して産まれるまでの約10ヶ月の間、子宮は赤ちゃんが成長するサポートをします。
出産までの間、子宮の中は羊水で満たされており、赤ちゃんを守っています。また、受精卵が着床した場所からできる胎盤を通じることによって、赤ちゃんに母体からの栄養が送られます。
子宮全体が赤ちゃんを包み込むベッドのような働きをし、やがて出産時期に入ると陣痛によって伸縮をして分娩をする役割を果たします。